ADSR (Prototype)
ADSRとは
エンベロープジェネレーターというものの1種で、Attack(アタック)、Decay(ディケイ)、Sustain(サステイン)、Release(リリース)を変えることができる基板です。VCAやVCFなどと組み合わせると、音の鳴り方を変えることができます。
回路図
https://github.com/Qux/schematics/tree/master/adsr
部品表
https://github.com/Qux/schematics/blob/master/adsr/adsr.csv
使い方
【入力】
GATEに波形を入れるか、ボタンを押します。GATEにHighを入れることは、ボタンを押すことと同じです。GATEにLowを入れることは、ボタンを離すことと同じです。
【出力】
ボタンを押したとき、出力はHighを出そうとします。立ち上がりにかかる時間をAttackによって変えられます。
出力は立ち上がったあとすぐ、Sustainの電圧まで下がろうとします。Decayによって立ち下がる時間を変えられます。ボタンを押し続けていれば、出力は電圧を維持します。
ボタンを離したとき、出力はLowを出そうとします。立ち下がりにかかる時間をReleaseによって変えられます。
※Attack、Decay、Releaseは時間の設定です。Sustainは電圧の設定です。
【つなぎ方】
ADSRの出力をVCAのCVに接続するのが、最もわかりやすいです。VCAのINには別途音を入力しておきます。
ADSRのボタンを押すと、音がだんだん大きくなります。ボタンを離すと、音がだんだん小さくなります。この音量の変化を決めているのがAttack、Decay、Sustain、Releaseです。
応用編
GATEにLFOの矩形波を入れることもできます。
出力をVCFのCVにつなげることもできます。
その他いろいろ活用方法があります。基本的な動作が理解できたら挑戦してみてください。
注意事項
ボタンを押している間、DC電圧が出続けます。DC電圧をかけてはいけないところに接続しないように注意してください。